千葉県庁に近い裏通り。ドアを開けると、店内はカウンター4席に4人掛けテーブル3卓のみ。落ち着いたバロック音楽が流れる小ぢんまりした空間に、香ばしい匂いが踊る。
1986年開業のカレー専門店「キッチン・ポット(Kitchen POT)」(千葉市中央区)を切り盛りするのは、オーナー・シェフの森山博さん(68)と妻、き代さん(64)のみ。博さんがアパレル業界から転身後、夫婦二人三脚で試行錯誤を重ねてオリジナル・ホームメード・カレーを生み出した。約30年間にわたり「一度食べたら忘れられない味」(常連客の話)を守り続けている。
客席から一挙手一投足が“丸見え”のオープンキッチンにしたのには理由がある。...
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