戦国中期の天文年間の築城で、江戸時代には多くの城主が幕府の要職に就いた佐倉城。現在は当時の面影を色濃く残す城址(じょうし)公園として整備され、広大な園内には数多くの遺構とともに、国立歴史民俗博物館も立地する。
そんな由緒ある公園内の一角に、何ともミステリアスなコンクリート製の階段が、時代に取り残されたかのようにぽつんとある。間もなくハナショウブが見頃を迎える菖蒲(しょうぶ)田近くの崖下の木々に囲まれ、見過ごしてしまいそうな場所だけに「なぜこんなところに」とはっとさせられる。
多くの謎に彩られた正体不明の石段として、人気バラエティー番組でも取り上げられたことのある「知る人ぞ知る」存在。だが、市民の間では「12階段」と呼ばれ...
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