東京ドーム公演で惜しまれながら活動を終えた人気アイドルグループ「嵐」。26年半にわたる歩みの中では、全国各地で数え切れないほどの足跡を刻み、さまざまな縁を結んできた。相葉雅紀さんの出身地でもある千葉県もその一つ。メンバー5人による最後のステージとなった5月31日、県内関係者やゆかりの地からは「世界中に夢と希望とたくさんの笑顔を届けてくださった」などと感謝の声が上がり、一夜明けた6月1日も県民から“ありがとうの嵐”がやむことはなかった。
(市古昌也、別府桜羽子)
二宮和也さんの名字と同じというつながりで、以前から多くのファンが足を運んでいる船橋市三山の二宮神社。5月31日にはX(旧ツイッター)で、メンバーカラー5色の「開運御守」や同日限定の御朱印の写真と共に「深い敬意と感謝の意を表し、それぞれの弥栄をご祈念申し上げます」との言葉をつづった。
同神社によると、ここ1週間程度は平常時よりも嵐のグッズを手に参拝する人が増加。最後の公演日に合わせた御朱印には二宮さんのメンバーカラーの黄色い印が押されており、この日に訪れたファンが次々と求めていったという。
同市の非公認キャラクター「ふなっしー」の公式サイトのXでも同日、嵐について言及があった。テレビ番組での共演を「大切な思い出」と説明。初期の曲「感謝カンゲキ雨嵐」を意識してか「感謝カンゲキ梨汁ブシャー!」と、ふなっしーらしく“ありがとう”を伝えた。
公演を配信で楽しんだという市川市出身のお笑い芸人、「ぼる塾」の田辺智加さんもXで「素敵」なステージだったと振り返り、デビュー曲の「A・RA・SHI」などを巡る昔の思い出についても投稿。「青春!ありがとうございました!!!」と結んだ。
◆これからも曲と共に
嵐への感謝の言葉は公演から一夜明けた6月1日、県民からも相次いだ。
千葉日報社のXでのエピソード募集に応じた香取市の30代男性は、プロ野球千葉ロッテマリーンズを愛する点など共通項がある相葉さんのファン。「嵐がデビューした当時からずっと好き」と変わらぬ思いを記した。千葉市出身の30代男性は、相葉さんのファンにとっては“聖地”ともいえる市内の中華料理店を家族との祝宴で利用した思い出に浸り、「またいつか楽しく食事をしたい」と願った。
街の人々はどう受け止めたのか。テレビで活躍する姿を見てきた同市中央区の70代女性は「嵐は幅広い年代に影響を与えた」とその国民性を指摘。四半世紀を超えての活動に「チームワークや信頼関係こそが人気の秘訣(ひけつ)」と考えており、曖昧なまま活動を終えるのでなく、これまでの歩みに区切りを付けたことを高く評価した。
「活動休止をしてから戻ってきてくれて、最後にライブをやってくれてうれしかった」と語ったのは、物心ついた時からのファンという同区の20代女性。最後のステージは配信で目に焼き付け、後日の配信でも改めて楽しむ予定だ。一番好きな曲は受験期によく聴いていたという「キミの夢を見ていた」。感謝の気持ちを胸に「これからも嵐の曲を聴いていきたい」と前を見据えた。







