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【千葉魂】小川、地元球場で躍動 思い出の舞台で攻守に奮起 千葉ロッテ(第528回)

2026/6/2 5:00 (6/2 16:49更新)
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 思い出の舞台に立った。プロ6年目の小川龍成内野手が5月19日、地元・前橋の上毛新聞敷島球場で行われたライオンズ戦にて2番セカンドでスタメン出場をした。高校時代、何度もこのグラウンドで試合をした。ここでプロ野球を見たこともあった。その時はライトスタンドに座り、前橋育英高校の先輩にあたるライオンズ・高橋光成投手のピッチングを見入った。相手はマリーンズ。あれから月日が経ち、あの日の高校生はマリーンズのユニホームに袖を通し、この思い出の場所でライオンズとの試合に挑んでいる。グラウンドに足を踏み入れると、なんとも不思議な縁を感じた。

 「すごくいい思い出となりました。楽しかったというか、打てたのもよかったかなあと思います」と小川は試合後、振り返った。

 三回に中前打。五回にも右前打。打撃で結果を出すと守備でも何度となく外野に抜けそうな際どい打球を必死に処理しアウトにした。スタンドからは地元選手の活躍に拍手が湧き起こった。知人、家族も多数、駆けつけてくれていた。「騒がしい集団がいたので、あそこにみんなが応援しているんだなあというのがわかりました」と小川は笑った。

 野球は父と兄の影響で始めた。兄は捕手で前橋育英高校では高橋光成とバッテリーを組み、甲子園にも出場し全国制覇を果たした。高橋光成の一つ上にあたる。憧れの兄だった。おのずと小川も同じ道を歩むことになる。

 「父も野球をしていた。気がついた時にはバットとグラブを持って野球をしていたという感じですね」と振り返る。そんな野球一家の中で育ち、高3夏には甲子園出場。国学院大学に進学し、そこからプロの扉を開き、今がある。

 「チームが勝てたら良かったのですけどね」。試合には残念ながら敗れ、悔しそうな表情を残し、思い出と温もりの残る故郷を後にした。その後も小川の躍動は止まらない。1番セカンドに定着をすると、好守に活躍しチームを引っ張っている。5月22日には規定打席に到達すると、その名は今や打率ランキングの一番上にある。

 「今は意識しない。最後が大事。最後に自分の名前がどこにあるか。一番、上にいることができるように毎日、頑張っていきたいと思います」とキッパリと語った。

 春季キャンプから誰よりも練習をしてきた。いつも室内練習場にこもり、最後までバットを振った。努力を続けてきた。幸運は準備してきた心にのみ宿ると言われている。日々の地道な努力や入念な準備を積み重ねてきた姿勢と積み重ねこそが、いざ訪れたチャンスで結果を生み、成功を引き寄せている。背番号「57」は、6年目の春を必死に突っ走っている。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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