千葉市、成田市で10園の保育園を運営している【荷物のいらない保育園】キートスチャイルドケア・キートスベビーケアで園長をしております!かい園長です!よろしくお願いいたします!
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2月になると、保育園では少し独特な雰囲気を感じる事が増えてくる事が多いように思います。子どもたちはいつも通り元気いっぱいに遊んでいますが、保護者の方からはこんな声を耳にすることが増えてきます。
「もうすぐ進級ですが、このままで大丈夫でしょうか?」
「周りの子はできているのに、うちの子はまだで…」
「小学校に上がってやっていけるのか、不安で仕方ありません」

年度末が近づく2月は、どうしても『今の姿』と『次のステージ』を比べてしまう時期です。
それは決して、心配性だからでも、過保護だからでもなく、それだけ我が子のことを真剣に考え、大切に思っている証だと感じます。
ただ、その不安が大きくなりすぎると、知らず知らずのうちに「できる・できない」という物差しで子どもを見てしまうことがあります。「まだ〇〇ができない」「もう少し〇〇してほしい」そんな言葉が頭の中をぐるぐると巡ることもあるかもしれません。
ですが、ここで一度立ち止まって考えてみる事も必要だと思います。保育園で子どもたちを見ている保育士達が感じている成長は、必ずしも目に見える分かりやすいものばかりではありません。
例えば、
・以前は泣いてばかりだった子が、泣きながらも自分で気持ちを切り替えようとしている姿
・お友だちに手を出してしまっていた子が、言葉や声で伝えようとするようになった瞬間
・活動に参加できなかった子が、少し離れた場所からでもみんなを見守っている姿
こうした変化は、目には見えづらかったり評価されにくいものです。けれど、子どもが「次の一歩」を踏み出すために、とても大切な成長だと感じています。
進級や進学を前にすると、「次の学年では〇〇ができていないといけない」「小学生になるまでに〇〇を身につけなければ」と、ついゴールを意識してしまいがちです。ですが、成長は一直線という事はありません。行ったり来たりしながら、その子なりのペースで積み重なっていくものです。

では、2月というこの時期に、保護者の方ができる関わり方とはどんなものでしょうか。一つ目は、「今出来ている事」に目を向けることです。
以前と比べて変わったこと、小さくても成長したことを、ぜひ意識してみてください。「前は出来なかったけど、今はここまで出来るようになった」その積み重ねが、確かな土台になっていくと思います。
二つ目は、結果よりも過程を認めることです。うまくできたかどうかよりも、「やろうとした」「挑戦した」「諦めずに向き合った」その姿勢こそが、これから先の人生で何度も子どもを支えてくれます。
そして三つ目は、保護者自身の不安を否定しないことです。「こんなことで不安になる自分はダメだ」と思わなくて大丈夫です。不安になるほど子どもを想っていること、それだけで十分過ぎるくらいだと思います。子どもは、大人が思っている以上に、大人の気持ちを感じ取っています。
「大丈夫かな」「遅れていないかな」という視線よりも、「あなたはあなたのままで大丈夫」というまなざしの方が、子どもの背中をそっと押してくれると思います。

2月は、振り返りの季節であり、同時に次の一歩への準備期間でもあります。今の姿はまさに成長過程でもあり、これまでたくさんの経験を重ねてきた成長の姿でもあります。
どうか、「このままで大丈夫かな?」という気持ちがふわっと沸いてきた時には、「ここまでよく育ってきたな」と、親子で歩んできた時間を思い出してみてください。
進級・進学はゴールではなく、これからも続いていく長い成長の道のりの、ほんの一通過点です。私たち保育者はこれから先も、保護者の皆さんと一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと思っています。
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千葉市、成田市で10園の保育園を運営している【荷物のいらない保育園】キートスチャイルドケア・キートスベビーケアで園長をしている「かい園長」が子育ての悩みに答えます。(原則、毎月第1水曜更新)









