映画『FUJIKO』 公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)YOU、岸本加世子
木村太一監督の映画『FUJIKO』の公開記念舞台あいさつが6日、東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演の片山友希、共演の渡辺友那、YOU、リリー・フランキー、岸本加世子、企画・プロデューサーのMEGUMIらが登壇した。
【動画】映画『FUJIKO』予告編
木村太一監督の映画『FUJIKO』の公開記念舞台あいさつが6日、東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演の片山友希、共演の渡辺友那、YOU、リリー・フランキー、岸本加世子、木村監督、企画・プロデューサーのMEGUMIが登壇した。
本作は、数々のミュージックビデオを手がけ、2023年公開の『AFTERGLOWS』で長編映画監督デビューを果たした木村監督が、自身の母の半生をベースに描いた作品。既成の価値観や社会規範に抗いながら、自らの人生を切り拓いていくシングルマザー・富士子の生き様を映し出す。
主人公・富士子を演じた片山は、本作が映画初主演。さらに初の母親役だったといい、「シングルマザー役ということで『どうなんだろうな?』という不安もあった」と振り返った。
一方で、娘・麻理役の渡辺や子役たちとの共演が大きな支えになったという。
「人形では分からない重みや泣き声、温かさがあって、子どもたちから伝わってくるものがたくさんありました。友那ちゃんも天真らんまんで子役っぽくないんですよ(笑)。悲しかったら悲しむし、面白かったら笑うし、その自然な表情からもらえるものが本当に多かったです」と感謝を口にした。
そんな言葉を受けた渡辺は、「友希ちゃんはとってもかっこよくて、優しくて、本物のお母さんみたいでした」と笑顔。「いつも優しかったので、怒られるシーンのお芝居だけはとっても怖かったです」と明かし、会場を和ませた。
富士子から娘を引き離そうとする姑・古宮敏子を演じたYOUは、以前から“おばあさん役”に憧れていたことを告白。
是枝裕和監督作『誰も知らない』で映画デビューしたYOUは、「以前の作品のせいで、若い時はネグレクト(する母親)役が多くて」と苦笑。「最近はバーや喫茶店のおばさん役が多かったんですけど、ちゃんと毎日働いている老人の役に憧れていたんです」と語り、「メグ(MEGUMI)にそんな話をしていたら、こういう役をいただけて楽しかったです」と満足げな表情を見せた。
劇中では、富士子の母・千代を演じる岸本加世子と“義母”YOUが喧嘩(けんか)するシーンもあり、見どころの一つとなっている。
リリーはこの場面について、「平成のババアのケンカの名シーンですよ。あれだけ切り取ったら『ババア・ファイトクラブ』です(笑)」と独特の表現で絶賛。
YOUも「韓国ドラマだと髪を引っ張り合うじゃないですか。でも日本はお茶をかけるんです(笑)」と切り返し、「岸本さんに『すみません、お茶をかけます』とお話しして、快くかけさせていただきました」と撮影秘話を明かし、笑いを誘った。
さらに、母親との関係を描いた著書『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を持つリリーは、木村監督が母親を題材に映画を撮ったことについて言及。
「僕の場合は、親不孝をして母を亡くした悔恨の念で小説を書いたというところがありますけど、監督はまだお母さんがご存命のうちに、お母さんをリスペクトする映画を撮られて、本当に親孝行だと思います」と木村監督を称えた。
リリーが「僕は親不孝の果てに絞り出したみたいなものなので……」と自虐気味に語ると、隣のYOUが「そうですね」と深くうなずき、MEGUMIも「そう思います」と同調し、会場は大きな笑いに包まれた。
舞台あいさつの最後、木村監督は「自分では今、この作品は最高傑作だと思っています」と胸を張り、「ただ、最高傑作というのは、必ず塗り変えていかなきゃいけないものだと思っているんですけど、この作品が人生で一番大事な作品であるということはこの先も変わりません」と断言。キャスト、スタッフ、観客への感謝を述べた後、「最後に母に感謝です」と締めくくると、会場からは大きな拍手が送られた。"
【動画】映画『FUJIKO』予告編
木村太一監督の映画『FUJIKO』の公開記念舞台あいさつが6日、東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演の片山友希、共演の渡辺友那、YOU、リリー・フランキー、岸本加世子、木村監督、企画・プロデューサーのMEGUMIが登壇した。
本作は、数々のミュージックビデオを手がけ、2023年公開の『AFTERGLOWS』で長編映画監督デビューを果たした木村監督が、自身の母の半生をベースに描いた作品。既成の価値観や社会規範に抗いながら、自らの人生を切り拓いていくシングルマザー・富士子の生き様を映し出す。
主人公・富士子を演じた片山は、本作が映画初主演。さらに初の母親役だったといい、「シングルマザー役ということで『どうなんだろうな?』という不安もあった」と振り返った。
一方で、娘・麻理役の渡辺や子役たちとの共演が大きな支えになったという。
「人形では分からない重みや泣き声、温かさがあって、子どもたちから伝わってくるものがたくさんありました。友那ちゃんも天真らんまんで子役っぽくないんですよ(笑)。悲しかったら悲しむし、面白かったら笑うし、その自然な表情からもらえるものが本当に多かったです」と感謝を口にした。
そんな言葉を受けた渡辺は、「友希ちゃんはとってもかっこよくて、優しくて、本物のお母さんみたいでした」と笑顔。「いつも優しかったので、怒られるシーンのお芝居だけはとっても怖かったです」と明かし、会場を和ませた。
富士子から娘を引き離そうとする姑・古宮敏子を演じたYOUは、以前から“おばあさん役”に憧れていたことを告白。
是枝裕和監督作『誰も知らない』で映画デビューしたYOUは、「以前の作品のせいで、若い時はネグレクト(する母親)役が多くて」と苦笑。「最近はバーや喫茶店のおばさん役が多かったんですけど、ちゃんと毎日働いている老人の役に憧れていたんです」と語り、「メグ(MEGUMI)にそんな話をしていたら、こういう役をいただけて楽しかったです」と満足げな表情を見せた。
劇中では、富士子の母・千代を演じる岸本加世子と“義母”YOUが喧嘩(けんか)するシーンもあり、見どころの一つとなっている。
リリーはこの場面について、「平成のババアのケンカの名シーンですよ。あれだけ切り取ったら『ババア・ファイトクラブ』です(笑)」と独特の表現で絶賛。
YOUも「韓国ドラマだと髪を引っ張り合うじゃないですか。でも日本はお茶をかけるんです(笑)」と切り返し、「岸本さんに『すみません、お茶をかけます』とお話しして、快くかけさせていただきました」と撮影秘話を明かし、笑いを誘った。
さらに、母親との関係を描いた著書『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を持つリリーは、木村監督が母親を題材に映画を撮ったことについて言及。
「僕の場合は、親不孝をして母を亡くした悔恨の念で小説を書いたというところがありますけど、監督はまだお母さんがご存命のうちに、お母さんをリスペクトする映画を撮られて、本当に親孝行だと思います」と木村監督を称えた。
リリーが「僕は親不孝の果てに絞り出したみたいなものなので……」と自虐気味に語ると、隣のYOUが「そうですね」と深くうなずき、MEGUMIも「そう思います」と同調し、会場は大きな笑いに包まれた。
舞台あいさつの最後、木村監督は「自分では今、この作品は最高傑作だと思っています」と胸を張り、「ただ、最高傑作というのは、必ず塗り変えていかなきゃいけないものだと思っているんですけど、この作品が人生で一番大事な作品であるということはこの先も変わりません」と断言。キャスト、スタッフ、観客への感謝を述べた後、「最後に母に感謝です」と締めくくると、会場からは大きな拍手が送られた。"