メインコンテンツに移動

『豊臣兄弟!』森乱役・市川團子、初登場シーンを解説「あの『はっ』に多くの意味」

大河ドラマ『豊臣兄弟!』より(C)NHK

 俳優の仲野太賀が主演を務める、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)に出演中の森乱役・市川團子がコメントを寄せた。

【写真】新たな相関図を公開!新キャラが続々公開

■第25回「変事の予兆」が森乱の初登場回です。相撲シーンで印象に残ったことは?
相撲の前に、信長が森乱に「お主が相手をせえ」と伝え、それに対し森乱は「はっ」と言います。
森乱は「お主が相手をせえ」の一言で、相撲の目的が裏切りの疑いがある家臣を罰するためのものという信長の考えを瞬時に見抜き、「全て分かっております、ご安心ください」という気持ちを込めつつ、しかし周りには悟られないように、ただ「はっ」と答えます。短いですが多くの意味を含む一言となりました。
その後も、相撲の目的を悟られないよう「手を抜いてもようございますか?」と冗談を言いながら、如何いかにも、ただ余興を楽しんでいるように振る舞っています。
森乱は最初から最期まで「信長に対して、普通の一歩上を行く気遣いをする」ということを大切に勤めましたが、上記のシーンは一瞬の中でも、そのような性根がよく表れているシーンだなと感じています。

■信長役の小栗旬さんと共演されての感想は?
旬さん演じる信長と向き合った時に、その目の奥に宿る圧倒的な引力でぐっと芝居を導いていただいた感覚を鮮明に覚えています。他にも悩んでいるシーンの相談をしたら、「好きにやっていいよ。どのパターンでも受け止めるから大丈夫」と言葉をかけて頂き、とっても大きな包容力に助けていただいたなと思っています。

■いよいよ「本能寺の変」が近づいています。視聴者の皆さんへお伝えしたい見どころは?
光秀の裏切りにより、業火の中で多くの敵を切り倒し、心身共に憔悴しょうすいしきった信長の元に駆けつけ、その寂しそうな表情をみた瞬間、心から「最期の時だけは、この人が安心して居られるように、自分にできる限りのことをしよう」と思いました。信長がいよいよ自害に至る時、信長に対する恩義や、武士として潔く死を見届けなければならないという気持ち、それでもやはり殿に死んで欲しくないと込み上げる想い、様々な感情が次々と波のように押し寄せてくる中で、殿の最期を迎えました。
森乱の気持ちの葛藤が見て頂く皆様にも伝われば幸いです。"