「27個目のアウトを奪った成田エースの中川諒は、上体をのけ反らせて両腕を天へ突き上げた」
中学生時代にセンバツ甲子園の観客席で見た唐川侑己(後の千葉ロッテ選手)に憧れ、成田に入学した中川諒。2010年夏の県大会決勝戦で東海大望洋を相手に圧巻の11奪三振を挙げ、1安打完封。夏の高校野球千葉大会で、成田に20年ぶりの優勝をもたらした。
唐川時代の成田は夏16強止まり。当時の千葉日報紙面には、「唐川2世」の愛称で呼ばれた中川が甲子園出場を決めた日、度胸満点に言った言葉が残っている。
「唐川さんを超えましたね」
◆因縁の相手、次々と
この夏、ノーシードだった成田は県大会2回戦で富里に7―0と快勝した。だが、3回戦では...
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