寸分の狂いもない制球力で打者を追い込み、三振を奪うたびに気迫のこもった雄たけびが上がる。2010年、名門成田が20年ぶりの夏の甲子園を決めた。マウンドに立ち続けたのはエースの中川諒だ。千葉県大会は6試合で登板。準決勝で12奪三振完投、決勝は被安打1の無四球11奪三振で完封-。県大会ノーシードから甲子園4強まで進む右腕の原動力は、何度も味わった「悔しさ」だった。(敬称略)
中学2年春に大阪で全国大会があって。甲子園にも寄ることができ、そこで見たのが成田の唐川(侑己・現千葉ロッテ)さん。夏の最後の試合も球場で見て、あの人みたいになりたいと思った。高校は勉強もやりたく、文武両道で野球もできるところは成田しかなかった。
2年夏は(千葉)黎明に僕が九回2死から7失点し...
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