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「命預かっていること忘れないで」 事故で次女失った安藤さん、運転時のルール順守訴え 大網高で講演

2026/6/17 5:00 (6/18 11:11更新)
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 木更津市で2019年4月、登校中の小学生2人が車にはねられ死傷した事故で、次女を亡くした安藤正恵さん(51)=同市=が、大網白里市の県立大網高校で講演した。全校生徒らを前に、悲しみに暮れた当時の心境を語り、これから車のハンドルを握る若い世代へ「自分、同乗者、通行人らの命を預かっていることを忘れないで」と訴えた。

(別府桜羽子)

 事故は2019年4月23日朝に発生。登校中の次女、音織さん=当時(8)=とその友人が交差点の横断歩道を歩き始めてすぐ、赤信号を無視して交差点に進入してきた車にはねられた。運転者は仕事関連の考え事をしていたとされ、ブレーキをかける間もなく衝突した。

 同校の「命の大切さを学ぶ教室」に招かれて講演した安藤さんは、娘を襲った衝突の状況について「ビルの5階から落下するのと同じ衝撃」だったと説明。病院に搬送された音織さんが救命措置のかいなく息を引き取った際には「ショックで声も涙も出なかった」と振り返った。

 静かに耳を傾ける生徒に向けては「皆さんの中にも近いうちに運転免許を取得する人がいると思う。(運転時は)たくさんの人の命を預かっていることを忘れず交通ルールを守って」と呼びかけた。

 安藤さんの切実な訴えを胸に刻み、事故の悲惨さや命の尊さについて学びを深めた生徒たち。今後、運転免許を取得する予定という高岡彩香さん(17)は「速度を守り、周囲を見ることを意識したい」と話し、村岡優さん(17)は「事故は誰にでも起こりうる。命を守るために交通ルールを見直したい」と気を引き締めた。