今から900年前、現在の千葉市中央区の亥鼻の地に、ある武将が拠点を構えた。名は常重(つねしげ)。初めて「千葉」を名乗り、千葉のまちの礎を築いた。そこから発展を遂げ、県庁所在地かつ政令指定都市として100万人近い人口を抱える大都市に変貌した千葉市は、きょう2026年6月1日に、開府900年という大きな節目を迎える。
(大村慧)
◆頼朝支えた常胤、幕府創設に貢献
常重は桓武天皇のひ孫、高望王(たかもちおう)の子孫。現在の緑区大椎町から中央区亥鼻付近に本拠を移した。ここから千葉氏と千葉の繁栄が始まることになる。千葉市は大正時代、本拠を移した日を1126年6月1日とし、同日を「千葉開府の日」と位置づけると、50年ごとに節目を祝い歴史と伝統を継承、未来へつなげていった。
常重の息子であり、千葉氏の中興の祖とされる常胤(つねたね)は、戦いに敗れて房総に逃...
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