交流戦最後のゲームをキャプテンは二つのアーチで締めた。6月14日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでのベイスターズ3連戦3戦目。今年から主将を務めるネフタリ・ソト内野手が7号、8号本塁打を放ち、チームを勝利へと導いた。かくしてマリーンズは2026年交流戦を10勝6敗2分けの5位で終えた。その中心にはソトがいた。交流戦でさまざまなメモリアルを達成した。6月5日のジャイアンツ戦(東京ドーム)でNPB通算200号本塁打を記録。6月12日、古巣ベイスターズとのゲーム(ZOZOマリンスタジアム)では6号ソロを放ち、これで12球団全ての球団から本塁打をマークした。翌13日にはNPB通算1000試合出場を達成。スタジアムは祝福に包まれた。
「本当に記録だらけで、いろいろと達成できてよかったです。みんなに祝福されて幸せでした」とソトはしみじみと振り返った。
指揮官の心遣いがうれしかった。東京ドームで200号本塁打を打った後、本拠地ZOZOマリンスタジアムに戻ると監督室に呼ばれた。何の話かわからずにドアをノックし、部屋に入ると、おもむろにきれいに包装されたプレゼントを渡された。200号本塁打のお祝いだった。その場で開けてみるように催促され、開けてみるとワインが入っていた。サブロー監督のお気に入りの銘柄でソトが生まれた1989年もののワインだった。包装には200号本塁打ロゴが刻印されていた。
「驚きました。うれしかったですし、素晴らしいワインです。ワインはとても好きです」と喜んだ。そして「いつ飲むかまだわからないけど、たぶんオールスター期間に飲もうかなと思う」と話し、大事そうに持ち帰った。
今シーズン、ソトをキャプテンに指名をしたのはサブロー監督だった。昨年、ヘッドコーチ時代からそのキャプテンシーを目にし、主将にふさわしいと判断した。日頃から会話を繰り返し、野球のことだけではなく、行きつけのおいしい料理店を紹介するなど信頼関係を築いている。
ソトは「いつもコミュニケーションを取ってくれる。とても話しやすい方です」と言う。そのアドバイスについては「監督はしっかりと一人一人のことを見てくれて、何が悪いのかを把握してくれている。そして的確なタイミングでその悪いことを指摘し、アドバイスをくれる」と信頼し、感謝をする。
頼れるキャプテンを中心にレギュラーシーズンが再開する。6月19日、本拠地で相手はイーグルス。「まだまだチャンスはある。チームも調子がいい。このまま引き続きみんなで一つになって戦っていきたい」とソトは先を見据える。さまざまな人々の期待に応えるべくキャプテンがマリーンズを引っ張る。記録はメモリアル達成で終わりではない。これからもどんどん更新されていく。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)